自作NASのマザーボードを換装したらOSが起動しなくなった話

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どうもこんにちは、白石(siraisi1108)です。今回は、秋葉原のGENO QCPASSさんで売られていた「900円マザーボード」を買ってみた結果、めんどうなコトになってしまったのでその話をしたいと思います。

4月4日、わたしは古くからの友人と秋葉原に行きました。そのとき、ふとTwitterを見ているとこのツイートを見かけました。

産業用 Intel第4世代用マザボが税込み900円、しかも未開封。これは買わねば。という衝動に駆られ、速攻で購入。

そしてレシートを見るとマジで900円(レジの画面ももちろん900円でした)。これでしっかりと使い物になればとんでもないもうけです。わたしはうきうきで家に帰りました。

そして夜7時ごろ帰宅。わたしはうきうきのままご飯を食べ、早速仮想化基盤上の仮想マシンを落として、自作NASのメンテナンス準備に入りました。


そして準備が終わり、NASの電源を落とし、元のマザーボードを取り外し、載せていたパーツをすべて付け替え、ケースに900円マザーを収めて当たり前に起動するだろうと思いながら電源を投入しました。
業務用ならではの文字だけのBIOS画面が流れ、いつも通りのTrueNAS Coreのブートローダーを確認し、少しほっとした気分になっていました。ですが、そこで悲劇は起こったのです。

ふと、目を離した瞬間、NAS用PCは再起動してしまったのです。

そのときはまだ、新しいハードだから仕方ないだろうと思い、もう一度画面を眺めていたのですが
また、同じタイミングで再起動。これはおかしいと思い、落ちる瞬間のログを見たところ

uhub0: 3ports with 3 removable, self powered

というログを最後に落ち、再起動していることが発覚しました。原因を最近ハマっているChatGPTくんに聞いてみたところ次のようなアドバイスをいただきました。

「uhub0: 3ports with 3 removable, self powered」というログが表示された直後に再起動する場合、USBデバイスに関連する問題が原因である可能性があります。

つまり、このマザーボードに載っているUSBコントローラ関連とFreeBSD(TrueNAS CoreのベースOS)の相性が悪い。ということになるのでしょうか。その後もBIOSの設定をいじったり、別のOSを試したりしたところ、このような結果になりました。

・Windows → 起動する
・Ubuntu(Debian) → 起動する
・Fedora(RHEL) → 起動する
・FreeBSD → 起動しない
→FreeBSDとだけ相性が悪い
という結果になりました。

このままではTrueNASによるNAS運営が継続できないと思い、ネッ友のコミュニティで嘆いたところ、「TrueNAS Scaleならいけるんじゃない?Debianベースだし。」といわれました。確かに。
わたしはTrueNAS Scaleという、Coreとは全く別物のTrueNASの存在を完全に忘れていました。

ちなみに、わたしの運用していたTrueNAS Coreは12系の最後のバージョン、12.0-U8.1。
このバージョンからは、TrueNAS Scale 22.12系へとisoファイルから起動して直接アップグレード(?)することができます。今回は、それを利用して復旧させていこうと思います。
いつも通りUSBメモリに焼いて、起動。無事起動したので、ディスクを間違えないよう慎重にインストール。
途中ネットワークの設定をミスるなどのトラブルはありましたが、無事、新マザーボードでの起動に成功しました。
メモリスロットも2から4に増え、SATAポートも4から6に増えたので、今後も増設を続けられそうです。

今回のまとめです
・秋葉原のGENO QCPASSで900円の未開封業務用マザーを買ったよ
・でも起動しなかったよ→FreeBSDとUSBコントローラ関連の相性が悪い?
・DebianベースのTrueNAS Scaleに変えたらちゃんと動いたよ
でした。

以上、白石(Siraisi1108)がお送りいたしました。
次回の更新もお楽しみに。

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